2023.02.01
お客様紹介
望月龍翠作 正絹帯地有職文様 御所解紋様親王飾
こんにちは。
本日は半田市からお越しのお客様の
お雛飾りのご紹介です。

ブラウンの落ち着いた御所解紋様のお屏風に
帯地のお衣装が雅なお雛飾りです。

お衣装は「三重襷(みえだすき)文」に
「八つ藤の丸」のお柄でございます。
三重襷は平安時代の貴族の装束に用いられていた
格式高い紋様です。
「八つ藤の丸」は中央の花を藤で囲んだ
紋様でございます。
藤はつる性の植物で繁栄力が強く、
また、高貴な色である紫の花を咲かせることから
吉祥文様として愛されてきました。
龍翠作品ならではの力強い体型のお仕立てにより
さらに高級感が出ます。

女雛も男雛と同じお柄で、五衣の重ねも淡く、
お襟もサーモンピンクにすることで柔らかい印象です。
男雛とは違ってしなやかな体型にすることで
洗練された雰囲気になります。

お顔は熊倉基安作の今季新作のお顔でございます。
お衣装の雰囲気に合わせて優しいお化粧で、
アイシャドウのぼかし方も丁寧で美しいです。

お屏風は「御所解文様」がデザインされています。
御所解紋様とは平安時代の宮殿を模したお柄で、
御所車や王宮風の家屋、お花や山水など、
雅な風景が描かれております。
ブラウンで落ち着いた印象で、
お屏風も高さがあり全体的なまとまりがございます。
この度は雅で高級感溢れるお雛飾りを
お求めいただきまして誠にありがとうございます。
お嬢ちゃまの健やかなご成長とご多幸を
心よりお祈り申し上げます。
★お雛飾りの詳細
人形作家:伝統工芸士 望月龍翠
頭師:熊倉基安
台のサイズ:幅90cm 奥行45cm 高さ40cm