こんにちは。
令和5年度のひな人形展がオープンいたしました。
初日から沢山のお客様にご来店いただき、
誠にありがとうございます。

本日は名古屋市港区からお越しの
Ｆ様のお雛飾りのご紹介です。

ぱっと目を引く純白のお衣装。
「明暉瑞鳥文」をあしらった袋帯を
松寿先生にオリジナルで製作していただいた、
当店にしかない特別なお雛様です。

「明暉瑞鳥文」とは、皇室の方がお召しになる
ローブデコルテに使われている格式高い文様です。
正絹の高級な生地に銀糸で流れるような
鳳凰が織り込まれております。

鳳凰は奈良時代に中国から伝来した架空の生き物で、
雌雄で飛ぶので縁起が良く、
徳と智慧の象徴として中国の皇帝や日本の皇室から
愛されてきた大変縁起の良いお柄でございます。

唐織で織り込まれた鳳凰には
ごく淡い水色が施されており、
清楚でありながらも華やかさを添えています。

大切なお嬢ちゃまのお初節句にふさわしい、
大変おめでたいお衣装をお選び頂きました。

お屏風には金色の麻和紙に満月がデザインされた、
お衣装が美しく映えるお屏風をお選びいただきました。

お花やお道具は白で統一することでまとまりがあり、
どこにもない素敵なお雛飾りになりました。

お嬢ちゃまの健やかなご成長と
ご多幸をお祈り申し上げます。
この度は誠にありがとうございました。