2022.01.04
お客様紹介
久遊作 正絹帯地 菊文様親王飾り
明けましておめでとうございます。
昨年は沢山のお客様にご縁をいただき、誠にありがとうございました。
今年度も初節句を通して沢山のお客様の笑顔が見られるよう、スタッフ一同精進して参ります。
新年最初にご紹介するのは稲沢市からお越しのK様のお雛飾りです。
久遊らしい、シンプルながらも格調高いお衣装が映えるモダンなお雛飾りです。
帯地はお着物の帯からお衣装を作った作品です。
織には「唐織」という、花嫁衣装にも使われる特別な手法が使われており、
一見刺繍のようにも見えるふっくらとしたお柄は織のみで表現されています。
質のいいシルクを使った久遊作品の中でもハイクラスなお衣装でございます。
お衣装には菊の文様が織り込まれております。
菊は奈良時代に、薬草として中国より伝来しました。
「重陽の節句」の九月九日に、不老長寿を願ってお酒に菊を浮かべて飲んでいたそうです。
そこから菊には健康や長寿の願いを込めた文様として使われてきました。
また菊の紋章は皇室の紋章にも使われる、高貴な文様でございます。
お顔もクラシカルな印象の柔らかいお顔で、品格あるお衣装がさらに風格を纏います。
お屏風のお色目で悩まれたお客様。
朱華(はねず)色の、高貴でありながらも春らしい可愛らしさもあるお屏風をお選び頂きました。
自分のお誕生日をしっかり言えるお嬢ちゃま、とても可愛らしかったです。
この度は当店にて素敵なお雛飾りをお求め頂き誠にありがとうございます。
お嬢ちゃまの健やかなご成長とご多幸をお祈り申し上げます。